う〜ん、Paprika
2010年 02月 15日
イーストヴィレッジのメインストリート Saint Marks Place にあるPaprika。
今現在かなり人気店らしく、オンライン予約サイトの www.opentable.com ではRomanticな店上位に入っています。
かなり暗めの店内は、教室ひとつ分よりやや狭めのスペースと言ったところ。レンガの壁で右手の壁側はベンチシート。左手には大きな鏡がバックのバーがありその奥がキッチン、右側奥がお手洗いらしかったです。テーブルの上やバーカウンターの上にはシンプルで趣味の良いお花が生けてあったり。
しかしハッキリ言ってあまりに暗くて色の判断も難しいくらい。
人のロマンティックの基準は分からない…
St. Valentine's Day 明けて翌日は休日だったせいもあり混んでいました。
と言っても半分以上はグループ。
アメリカで育ったらしきアジア人の女性ばかり8人前後組と、また別のアジア人お誕生日組。
う〜ん、若い。
余談ですがイーストヴィレッジに西海岸のイメージがだぶるのは私だけでしょうか?
開放的というか、まだ余地有りの速度というか。
彼はいつも通り赤ワイン、私はプロセッコを飲みながらのアペタイザーはどちらも美味しかったです。
彼:Beef Carpaccio, Arugula, Truffle Oil and Parmigiano
私:Roasted Baby Beets(本当にBabyか?という大きさ), Balsamic Reduction, Pistacchio
ただポーションがかなり大きかったので注文を取る際にひとこと添えてもらえれば親切だったなと思った次第。アペだけで腹6分目に。。。
そして事件は起こった…
パスタが来た〜と思ったら、ミスオーダー。
彼:本日のパスタ ほうれん草の自家製生パスタ 野菜たっぷりミートソース?
私:本日のラビオリ ロブスターとリコッタチーズのラビオリ
の筈が、やって来たのは
彼:本日のパスタ ほうれん草の自家製生パスタ 野菜たっぷりミートソース?
私:Homemade Pappardelle with Braised Oxtail Ragu
私のオーダーが間違われた。
彼が迷ってオーダーしなかったパスタと、今日のロブスターのラビオリとどっちがお勧め?
と聞いて「それなら絶対ラビオリよ」と太鼓判を押した彼女が持って来たのに、だ。
それはいい。
こんなに混んでるお店ならキッチンも大変だろうに。
お姉さんもテンパッちゃっていちいち人のオーダーなんて覚えていないでしょう。
「急いで作り直してるけど、少し時間掛かるのでこの間違ったのは店持ちでどうぞ〜」
と言われたけど、好きだから思わず食べてしまった大量のビーツで腹6分目な私はお断りのポーズ…
なのに彼が「ありがとう」と、受け取ってしまった!
初回なので、いろいろ味見してみたい気持ちはわかる。
が、
私はラビオリが食べたくて残りの胃袋スペースをセーブしているのにであからさまに残して帰るのも、持ち帰るのも気が引ける。パッパルデッレは好きなのでオーダー率高いけれども、この店内の暗さでメニューなんて斜め読みして結構適当にオーダーしたし、パッパルデッレがメニューにあった事さえ知らなかったし、オックステールのラグーなんてよりによって重いものを持って来られちゃって…
などと苦悩していた。
そしてのびて冷えて行くパスタが哀れで無理して一口食べている時に、また別のサーバーが
「お待たせしました〜あれ?」
と既に二皿パスタのある私達のテーブルに躊躇していたら、
なんと後から来て隣に座ったカップルの女性が
「あ、それウチのオーダーよ。ありがとう」
と、男性の目の前に置かせたのだ。
実は隣の男性が私と同じオーダーをしたのは聞こえていたのが、
パスタを売り物にしてるレストランが、
幾ら何でも同じテーブルのオーダーを
バラバラに持って来る訳はないでしょう?
と、声を大にして言いたかったのだが、いかんせんパッパルデッレと格闘中の私。
何も言えませんでした。
心優しい男性は、女性が勧めても「いや、君のも直ぐ来るだろうから待つよ」とどんどん冷めて湯気が消えてゆくラビオリを目の前に健気にも手を付けずに待っていたのでした。
今度は最初のサーバーがやって来て
「ごめんなさい、彼女間違えちゃって!隣に行ったのがあなたのだったのに〜(と、隣のラビオリを仰ぎ見る)今,大急ぎで作ってるから!!」
も、私、食欲なくしてました。
一応一口食べましたが
…フレッシュチーズの食感しかしない…
と思っていたら、新たなグループが隣を占拠してオーダー中に聞こえのは
「今日はもうラビオリないのよ〜」
というサーバーの声。
…もしかして maccheroni with lobster and mascarpone の中身詰めた?
疲れて自分のダメな舌も店のせいにする始末。
そんなこんなで、図らずともパスタは3種類トライしましたが
残念ながらどれも好みではありませんでした。
(これだけあってデザートをオーダーしてる自分の根性に驚き)
無花果のリダクションソースとかなり緩く固めたパンナコッタが、最後に希望を持たせてくれました。
これだけはズバ抜けて美味しかった!
総評:アペタイザーとデザートだけならまた食べに行きたい…かも?
恐いもの見たさでセコンディからもオーダーしてみたい…かも??
因に隣のカップルは私達がデザート楽しんでる間に一言もなく帰って行きました。
そんなものなのか、イーストヴィレッジ…
若いなー。
Paprika 【地図】
110 Saint Marks Place (bet. First Avenue & Avenue A)
New York, NY 10009
paprikarestaurant.com
p: 212. 677. 6563
家からの所要時間:タクシーで約8分
by may917 | 2010-02-15 19:30 | 夜